マグマが地殻を押し広げる
7/16に「鹿児島・トカラ列島群発地震 なぜ止まない? 専門家「地下のマグマが関連か」という記事が配信されました。
●原因は同じ
記事には、「宝島と小宝島は6月21日の地震発生以降、同じ方向に動いていたことが分かっていますが、7月2日の小宝島で震度5弱の地震を境に、2つの島は逆方向に動き、島の距離が約10センチ離れました。」とあります。
同じ方向に動いていたら、横からのプレートの押しで説明できますが、2つの島が逆方向に動いたら横からの押しでは説明できません。
NPO法人環境防災総合政策研究機構の草野富二雄さんは、「マグマなどの流体が小宝島と宝島の間に入り込んできていて地殻を押し広げている。そういったことが(群発地震に)関連していると十分に考えられる」といいます。
ようやく、「地殻」という言葉が出てきましたた。評者は、「
トカラ列島群発地震はトカラ列島の大陸地殻発達運動の現われで、マントルから上昇してきた玄武岩マグマがトカラ列島の大陸地殻下部に貫入していることで起こっている」と考えます。
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